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とりココBlog - 福島県郡山市のITブログ

ウェブ進化論の感想と付け足し

2006年05月06日

ウェブ進化論の感想と付け足し

巷で話題の20万部を軽く売り上げるウェブの入門書。

遅ればせながら読んでみたのでその感想と自分なりの付け足しをひとつ。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる ちくま新書 梅田 望夫 (著)

感想

この本を読んで思ったことは大きく二つ。

  • たしかに「入門書」のごとくわかりやすく書かれているが、果たしてどこまで理解されるか。
  • 少し情報が偏ってることが気になる。よりわかりやすくするために添削したのであろうが一部の人からは反発されそう。

それでも著者・梅田氏のWebビジネスへの並々ならぬ情熱をこめた論理的な解説はWebに携わっている人たちのみならず一般の人の心をも打つことだろう。途中でくじけずに最後まで読んでもらいたい一冊。

んー、でもちょっと物足りない部分もあるので特に感銘を受けた部分に自分なりの意見を複合して考えてみたい。

第二章 「グーグル」について

グーグルの"すごさ"とは
「グーグルの連中に際だつ特徴は、インターネットを擬人化して話すしゃべり方ではないかな。こういう姿になりたいという意志をインターネット自身が持っている。自分たちはその意志に導かれて技術開発をしている。彼らの言葉の端々からそんな雰囲気を感じる。しかもそのことを皆、誇らしく思っている。」
ウェブ進化論P52〜53

Googleがインターネットにもたらしたイノベーションは計り知れしれないし、その地位は今も健在。だけど最近ではライバル「Yahoo!」「MSN」の追い上げもすさまじい。Googleの検索エンジン精度を100とすれば80ぐらいまで迫ってるし、地図情報だってYahoo!マップMSNバーチャルアース共に日々進化を続けている。無論Web2.0的なWebサービスAPIも然り。

あえてGoogleのすごいところを強調するならば「次の可能性」そのもの。なので過去の功績を例に挙げると少しその色を失ってしまう感じがするのはしかたのないことか。

グーグル・アドセンスの富の再分配
実際に今英語圏においては、グーグルの「アドセンス」で生計が立つ人が増えている。
ウェブ進化論P72
英語圏でグローバルに一本のシステムが動いているというのは、実はすごい仕組みなのだ。リアル世界には地域経済格差が存在する。しかしアドセンス世界には地域経済格差がない。
ウェブ進化論P160

生活レベルの高い日本の人はピンとこないかもしれないが広い英語圏の中には1ドルがとても貴重な国も多い。サイトの広告収入が月数万でも物価の安い国ならウハウハってな感じ。

今この瞬間も生活レベルの低い国の人たちにパワーが与えられている。それを考えると恐ろしい。それはその人達が明日、自分の敵になるのかもしれないのだから。

第四章 ブログと総表現社会

ブログを書き続けることの意義
実際ブログを書くという行為は、恐ろしい勢いで本人を成長させる。それはこの一年半の過程で身をもって実感した。(中略)ブログを通じて自分が学習した最大のことは、「自分がお金に変換できない情報やアイデアは、ため込むよりも無料放出した方することで(無形の)大きな利益を得られる」ということに尽きると思う。
ウェブ進化論P164(fladdict.net blogからの引用)

まさに、その通りだと思う。

  • 自分の記事を見てもらうことで(付加情報として)自分を知ってもらう
  • 自分の意見を整理することができる

この二点の効果は大変に大きいと思う。最近、自分が周りに話すビジネスの話はブログに書き連ねてあるものがほとんど。前にホリエモンが「セミナーになんか来なくたって、いいたいことは全部本に書いてあるから読めばいいじゃん」みたいなことをいっていたけどホントにそう思う。

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この記事へのコメント

やっぱり三阪さんって頭いいですね。私もこの本読んだけど「Googleってすごーい」ぐらいのことしか思わなかったです(恥)
だって書いてる内容難しいんだもん。はっきり言ってちんぷんかんぷんでした(笑)
でも、「ブログを書き続けることの意義」の記述は私も共感しますね。
普段の何気ない生活の中で起こる小さなことにも目を向けられるようになりますから。私がブログを始めたきっかけは「CSSの勉強」でしたが、今ではそっちよりも「人とのコミュニケーション」の方が大事だったりします。でもそれってすごく素敵なことだと思います。
郡山のうさぎさんによる [2006年05月07日 19:50] の投稿。No.1
>>1
>>郡山のうさぎ様

ブログの毎日更新もできないクセに大したことばかり書いてスイマセン…

でも、やはり

・ウェブに携わっている人にしかわからない
・ブログを書いている人にしかわからない

事をブログに書き続けることは、少しはウェブの将来の為になるものと思って書いてます。

それで自分も成長できるのならいうことなしですね。
とりココさんによる [2006年05月07日 20:13] の投稿。No.2
こんばんわ。
私も「偏ってる」っていう点は同感です。つーか、この本はある程度の予備知識がない人間にはキツいですよね。日本人ってどうしてもgoogleよりもyahooライクな面があるので、ちょっとインターネットしてますレベルの人にはマニアックすぎるんじゃないかと。何も知らない人は最後まで読めない、読んでも本当の意味は伝わらないんじゃないかと思ってます。特に読書嫌いな人が読むには相当の忍耐力が必要かと…。そのくせ大手本屋の「売れてる本」の列に並んでるし…(汗)

続く…
Redさんによる [2006年05月10日 21:59] の投稿。No.3
でもオープンソースの部分はいろんな人に見てもらいたいと思いました。オープンソースというものに対して、変な誤解してる人って多いなぁと感じる事が実体験で何度かあっんですが、オープンソースは自分が楽にタダで使えるように誰かが作ってくれてるんだから使ってやろう、みたいな位置づけにしているおバカちゃんに読ませてやりたいです。やっぱりそういう人の知識や努力の積み重ねに対しては感謝すべきだと思うし、間違っても甘い汁だけ吸おうなんて考えで使うのは違うんじゃないかと…そんな事を考えてる自分なんですが、システム系は全然ダメという有様で…(汗)
Redさんによる [2006年05月10日 21:59] の投稿。No.4
>>3
>>4
>>Redさま

どもです。

> そのくせ大手本屋の「売れてる本」の列に並んでるし…(汗)

あー、でもこっちの地元の本屋では扱ってない店がほとんどで知名度も全然ないっぽいです。(^-^;
もうちょっと興味を持ってもらいたい気もしますね…

> 間違っても甘い汁だけ吸おうなんて考えで使うのは違うんじゃないかと

本当にそうですね。
オープンソースソフトウェアにはよく助けられます。感謝する一方、商業ソフトウェアにもがんばって欲しいです。あともうちょっと価格を安く…(笑)
とりココさんによる [2006年05月12日 09:02] の投稿。No.5

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